初めてボトックス治療を打診されて不安や疑問は、ありませんか?
実は私も初めて治療を受ける時不安もありましたし怖かったことを今でも覚えています。
でもそれは、最初だけでした。なぜなら、今から10年以上前からボトックス注射を今現在でも受け続けているからです。
この記事の内容
ボトックス注射の治療目的
ボトックス注射で期待できる効果や副作用
ボトックス注射の費用
この記事では、ボトックス治療を受けるメリットや効果について実体験に基づき詳しく解説しました。
この記事を読むとボトックス治療の内容やメリットデメリットがわかりこれからボトックス治療を受ける際の参考になり
ボトックスとは何かを知ることでボトックス注射に対する不安や恐怖が減ります。
ボツリヌス療法(ボトックス注射)とは?治療目的について
ボツリヌス療法(ボトックス注射)とは?
ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。
ボツリヌストキシンを注射すると、筋肉を緊張させている神経の働きをおさえる作用があり筋肉の緊張をやわらげることができます。
ボツリヌス療法(ボトックス注射)の効果は?
脳卒中の後遺症の一つ、片麻痺でも自分の思い通りに動かすことができなくなることは同じですが
筋肉がやわらかくなる弛緩性麻痺(しかんせいまひ)反対に痙性麻痺(けいせいまひ)があります。
ボトックス注射は、痙性麻痺(けいせいまひ)の痙縮(けいしゅく)をやわらげる治療法です。
痙縮(けいしゅく)と拘縮(こうしゅく)の症状とは?
脳卒中後遺症に多い運動障害(機能障害)のひとつ。筋肉が緊張し手足が動きにくかったり、勝手に動いてしまう状態のことです。
痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まり関節の運動が制限され(これを拘縮(こうしゅく)といいます)、日常生活に支障が生じてしまいます。
痙縮がリハビリテーションの障害となることもある為、痙縮に対する治療が必要となります。
上肢(じょうし)
・手指が握ったままの状態になり、開こうとしても開きにくい
肘が曲がる
下肢(かし)
・足先が足の裏側のほうに曲がってしまう
私は、左片麻痺で痙性麻痺(けいせいまひ)でとくに上肢の痙縮をやわらげるためにボツリヌス療法を受けています。
ただし2004年に発症した直後ではなく発症してから8年以上経過してから医師にボツリヌス療法を突然!打診されました。
今現在は、諸事情があり通っていませんが肩・肘・手首・指の関節が硬くなるのを予防するため週に一度リハビリに通って関節を伸ばしてもらって筋肉が固まるのを防いでいました。
その当時、毎週リハビリに通っている私の麻痺腕の状態を見た医師がボツリヌス療法を打診したんだと思います。
ボツリヌス療法(ボトックス注射)で期待できる効果や費用は?
ボツリヌス療法の効果は、注射後2~3日目からゆっくりあらわれ、通常3~4カ月間持続します。その後、数週間で効果は徐々に消えてしまいます。
ボトックスの注射は、痙縮(けいしゅく)の状態を見た医師が打つ場所と量を決め筋に直接打ちます。
ボツリヌス療法(ボトックス注射)による期待できる効果
- 手足の筋肉がやわらかくなり、動かしやすくなります。
- 関節が固まって動きにくくなるのを予防します。
- (拘縮(こうしゅく)の予防/関節が変形するのを予防します。
- リハビリテーションが行いやすくなります。
- 痛みを和らげる効果が期待できます。
- 介護の軽減
ボツリヌス療法を行った後、リハビリテーションを組み合わせて継続して行うことで効果が期待されます。
ボツリヌス療法の費用は?副作用はあるの?
上肢痙縮・下肢痙縮・眼輪痙攣(がんりんけいれん)・発汗異常(脇汗)に対して、健康保険が使えます。ですが非常に高いお薬です。
ボツリヌストキシンは、1瓶(100単位)で約9万円!
一度の投与の上限が300単位でその場合だと27万円!
注射を行う部位や、範囲によって費用が異なり1割~3割負担で治療を受けられます。
ボトックス注射のみを行った場合のおおよその金額
具体的な費用の程度は、使われる量にもよりますが3割負担の場合、15,000円程度から80,000円程度になる場合があります。
秋田赤十字病院
ボツリヌス療法(ボトックス注射)は、脳卒中後遺症の手足の筋肉のつっぱりやこわばりに対して効果がありますが治療費が高額です。
救済措置として各都道府県の地方自治体が身体障害者への医療助成にくわえ医療費が一定の限度額を超えた場合の「高額療養制度」もあります。
上記の二つを交付されていて二つの違いは
1:普段の通院した際の診察費と処方されたお薬代金が全額免除
2:「ボトックス注射」「装具作成」「入院費用」などの医療費が高額になった場合に1の保険証と同時に適用される保険証
身体障碍者手帳を交付されているのであれば医療費についての助成も受けることが可能と思われるのでお住いの地方自治体に相談することをおすすめします。
一旦金額の一部を支払って3カ月後ぐらいに支払った金額が戻ってくるという方法で受けていました。結局全額控除なのですが、一旦支払うシステムについて市に問い合わせをしたところ「窓口無料」という方法がありその後、注射を受けたときは、一旦支払うということすらせず治療をうけることができました。
【ボツリヌス療法(ボトックス注射)の副作用について】
これらの症状は多くが一時的なものですが、症状があらわれたら医師に相談しましょう!
筋肉の緊張が和らぐことを目的とした注射ですので筋肉の緊張に依存して行ってきた動作ができなってしまう可能性もあります。
私は、医師からボツリヌス(ボトックス注射)を打診されましたが、効果が見込める場合のみ受けられる治療なので自信が希望しても必ず受けられるとも限らないです
でもこれは、ボトックスに限らずどんな治療にもあてはまることですね。
私は、ボトックス注射を受けることで服の着脱や痛みの軽減、手がひらきやすくなることで爪がきりやすくなったなど効果を実感しています。
ただそれを可能にしているのは、注射を受けてもリハビリに通いボトックス注射を最大限にいかすことが一番大切だと私は考えています。
先述しましたが、私は諸事情があり今現在リハビリには通えていませんが、3か月に一度のボトックス注射は受け続けてます。
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